出発前は今後に役立つような情報をまとめよう、そのために写真をたくさん撮ろうと意気込んでいたのですが、KTXで光州到着後、そしてスタジアム到着後に強めの雨に見舞われるなど、結局は何もかもが尻すぼみでした(笑)
9月17日の試合日が9月14日~9月18日の日本でいうお盆休みのような”チュソク”という韓国の連休とバッティングしてしまったため交通手段の確保が大変だった今回の光州遠征。
8月16日の組み合わせ抽選直後にKORAILでKTXを検索すると満席どころか”列車が存在しません”のような表示になるのでシステム障害!?と調べてみると、日時はうろ覚えですが連休中のKTXをはじめとした指定席乗車券は8月20日頃からの①有資格者優先販売、②KORAIL一般会員向け販売※1を経て、いわゆる売れ残りの開放は8月22日15時からということで販売開始と同時にアクセスすると軒並み満席でしたが、ポツポツとキャンセルが出るようなので様子見。
※1: 会員登録には日本でいうマイナンバーのような?識別番号か010から始まる韓国の携帯電話番号でSMS認証が必要なので外国人(日本人)の会員登録は不可能(と思われます)
1日目(2024年9月17日)
早い時間帯のKTXか高速バスで光州まで移動なら当日ソウル着では間に合わないので前泊含め2泊3日も覚悟しましたが、ソウル駅から地下鉄で2駅の龍山駅(Yongsan)13:30始発、光州松汀駅(Gwangju-songjeong)15:22着のKTX-Sancheon(サンチョン)が取れました。羽田8:40発、金浦空港11:05着のANA便でもトラブルなどがなければソウル駅には12:00前に到達できるので当日出発でも余裕で間に合います。特に観光をしたい、何かを食べたいということもないので迷わず1泊2日に確定。
羽田空港第2ターミナル(T2)からの国際線利用は初めて。
5:35 羽田空港P3駐車場到着
6:10 手荷物預け入れ手続き、ラウンジへ。
T2国際線エリアのラウンジからは国際線が出発する搭乗口にけん引されてくる飛行機を眺めながら朝食。3:30起床、4:30出発、約1時間の運転で心身ともに覚醒しているので早朝から食欲もあります。
こちらの飛行機は8:35発のANA889便シドニー行き。
T2のANA SUITE LOUNGEで7月頃から不定期で提供されているという海鮮丼ビュッフェはこの日はなし。ビーフバーガー、ANAオリジナルチキンカレー、カットフルーツなどを食べていると搭乗ゲート変更のアナウンス。
700番台ということはターミナルから離れた場所に沖止めされた飛行機までバスで移動する搭乗スタイル。面倒くさいのでガッカリ。
そして、24-25のACLエリートに向けて仕上げてもらったぬいぐるみ用2ndユニですが、対戦相手の1stユニが黄色ということはこちらも1stユニの可能性が高いので子どもたちだけ2ndユニで出発!(笑)
バス移動は時間がかかるので搭乗開始時間より少し早めに出発フロアへ。
羽田空港T2国際線エリアにはコンビニがないので飲み物を買うには売店か自販機。71番ゲート付近の売店よりも自販機の方が安価で種類も豊富。T2国際線エリアの自販機は500~600mlのいろはす130円、その他飲料が160~170円。近くの売店はいろはす143円、綾鷹176円(だったはず)。
そして、韓国のコンビニや自販機のいわゆるソフトドリンクは2,000W(ウォン)~2,500W(2024年9月19日頃のレートで250円~270円)なので、出国審査後の制限エリア内で当面の飲み物を調達していおいた方がよさそうです。
まもなく出発。本当にバス移動は面倒くさい。
前日韓国入りの方が多かったと思われるので試合当日のANA861便にマリサポはおそらく数人。
機内食。ラウンジでチキンカレーを食べたあとにチキンカツカレー…
機内食のメニューは事前に公表されているのに確認していなかった自分が悪い。ここから先、13:30のKTXに無事乗車し、発車するまで息つく暇もないのでしっかり食べます(笑)
金浦空港到着。
10:51に降機、11:07に入国審査終了。到着ロビーでは誰かの出待ちに推定200人。誰なのかやや気になりながらも先を急ぎます。ちなみに、入国審査待機中、自分の前の方が日本の女性芸能人だったような気がしますが出待ちの対象とは違うようです。
到着ロビーからは青色のAirport Railroad(空港鉄道)の案内表示を目印に約700m移動しますが、日本同様に蒸し暑くて汗が噴き出してきます。
空港鉄道のソウル行き乗車。車内はエアコンガンガンで涼しいけれど、外とのギャップが(笑)
11:55 ソウル駅着
今後の飲食物を購入しようとソウル駅直結のロッテマートへ。昨年11月の仁川戦の際はコンビニスタイルのおにぎり、キンパ、日本風のお寿司、チキン系などのお惣菜がたくさんあったのですが、今回は連休中だからなのか多くの棚がすっからかん!とりあえず並んでいる棚から甘辛チキンやチャーハンっぽいご飯もの、パンなどを適当に購入。
先ほど書いた羽田空港内との価格の比較ですが、ロッテマートで500mlのミネラルウォーターは最安価で430W(約50円)、ペプシコーラ1,650W、コカ・コーラ1,800W(2本買うと+1本無料なので3本買えば1本あたり1,200W≒130円)、オランジーナ、おーいお茶などの輸入商品は2,200Wといった感じでした。
ロッテマートでは支払い時にパスポートを提示すると即時還付(免税?)で支払い総額44,440W(約4,880円)から1,500W(約160円)割り引かれました。
ここから乗車するKTXの始発駅・龍山に地下鉄1号線で移動開始。
12:35 龍山駅着
乗車予定の13:30発のみ出発ホームの表示なし!?
このあと、13:10頃までに気付いたら9番線と表示されていたので移動。
始発列車なので13:20頃にKTX-Sangcheonが9番ホームに入線。比較的新しい14000系車両ではなく、初期車両の11000系らしく、運行開始から20年以上経過しているので車体は鉄粉と思われる汚れで茶色くなっていて、あまり綺麗ではありません。
4月の蔚山遠征で1駅だけ乗車したKTXに備え付けのUSBポートは通電しませんでしたが、今回のKTX-Sancheonはワイヤレス充電とUSBポートがあり、USBポートでしっかり充電できました。
発車後しばらくは在来線と並行して走行するので?スピードはゆっくり。
その後、スピードが上がってくると田んぼや雑木林のような景色が続きつつ、ときどき都市部が現れるといった感じです。個人的には日本でいうと柏あたりがこんな感じのような(笑)
途中、保守車両?や試験車両?があったり
KTXとは別系統のSRTの車両が停車していました。こちらも鉄粉の付着汚れ!?
約2時間でほぼ定刻に光州松汀駅に到着し、乗車してきたKTX-Sancheonをお見送り。
ここからいったんホテルにチェックインするため光州総合バスターミナル(U SQUARE)までバスで移動。バス停は駅を出て道路を渡った反対側にあります。
もともと当日の光州は午後にわか雨の天気予報で、光州松汀駅到着時点ではまだ雨は降っていませんでしたが、横断歩道を渡ったあたりでポツポツしはじめ、バス停に到達した頃には強い雨脚に…
動画の160番バスなどはやり過ごし、15:51に座席2番バス乗車。ホテルも近い光州総合バスターミナルっまで向かいます。
韓国のバスは基本韓国語のみに近く、座席2番バスも韓国語のあとに流れる”This stop is 〇〇”という英語のアナウンスと位置情報を頼りにするしかありません。
16:23に光州総合バスターミナルで下車。料金は1,700ウォン(約180円)。そこから徒歩でホテルへ。
帰りはKTXが取れそうになかったので光州総合バスターミナル4:01発のソウル・セントラルシティ行きの高速バスを予約してあります。(画像は後日スクショ)
そのため、ホテルはバスターミナルから徒歩数分のBALLANTINE BUISINESS HOTELにしました。客室滞在は合計5時間足らずなので完全にロケーション重視でしたが、可もなく不可もなく。
「暑いし18:00過ぎにスタジアムに着けばいいや!」と余裕をかまして約1時間休憩してしまったのでこのあとが大変でした。
17:40頃にUberでタクシーを配車しようとアプリを起ち上げると、周辺を走っているUber登録のタクシーが画面上にたくさん表示はされるのに光州ワールドカップ競技場までが比較的近距離だからか手を上げてくれるタクシーがいません。
すると、ホテルのフロントの人が「タクシー呼びましょうか?」と声をかけてくれて、Uberではなく直電で地元のタクシーを呼んでくれて18:00過ぎにようやくタクシーに乗車。距離的には約5km、所用時間約15分なので18:15頃にスタジアムが見えてきて「間に合ったぁ!」と思っていたら、ビジターエリアに近いスタジアム北側を通過してメインスタンドからホームゴール裏付近の駐車場エリアまで連れていかれてしまいました(笑)
18:19にタクシーを下車。今回の遠征は完全キャッシュレスを目標にしていましたが、タクシー代は2020年の全北遠征時に両替したウォンでタクシー代支払い。メーター?には48,000という数字が出ていたのでトランプのようにお札を提示すると、運転手が10,000ウォン手に取り、おつりとして2,000ウォン戻ってきたので、タクシー代は8,000ウォン(約900円)でした。
そこからスタジアムを半周する形でビジターエリア付近のブースでチケットをクレジットカードで購入。
18:48にスタジアムに入場。
応援中心エリアから距離を取って観戦のつもりでしたが、お知り合いサポーターにご挨拶したのをきっかけにそこそこ中心エリアの近くで観戦。
その後の試合展開はご存じの通り。試合開始からしばらくしたところで強めの雨に見舞われ、カメラやぬいぐるみ、パスポート、財布などが濡れないように慌ててビニール袋やポンチョで雨除け対策強化の荷物整理。
試合終了。
ここから毎月26番バスでバスターミナル(ホテル)に戻ります。
まずは違う系統のバスに乗車したお知り合いサポーターをお見送り。
21:35 毎月26番バス乗車。バスは満員のためほとんど身動き取れず、路線バスでありながら途中のバス停では乗車拒否状態。
21:50 光州総合バスターミナル着
22:02 ホテル到着
2日目(9月18日)
前日(試合当日)の午前3時、そしてこの日も起床後の午前3時にKORAILのサイトを見るとキャンセルが出て手続きを進めるも、結局ソウル方面へのKTXが取れなかったので高速バスでソウルのセントラルシティ(高速バスターミナル)に向かいます。通常の所要時間は約3時間半で韓国の高速道路にはバス優先レーンがあるらしいので大幅に遅れることはないだろうとは思いましたが、連休最終日の渋滞が読めないので余裕をもって深夜便にしました。
韓国の高速バスはエコノミー、エクセレント、プレミアムの3グレードがあり、エクセレントとプレミアムの価格差は一昔前のJAL国内線の普通席とクラスJといった感じなので、4:01発のプレミアムに12番乗り場から乗車。
4:03 光州総合バスターミナル出発
プレミアムバスには全席に個人用モニター、USBポートがありますが寝てしまったので何も利用せず。
はじめにも書いたように韓国の高速道路にはバス優先レーンがあるらしいのですが、深夜~早朝の時間帯だったので心配された渋滞の影響はなさそうな感じで、周囲は真っ暗なのでどこをどうやって走っているのか分からないままバスは順調に走行。
途中、どんなに遅れていてもサービスエリアでの休憩はしっかり15分取ると口コミがあったのですが、トイレから戻るとすぐに車内が消灯され休憩時間6分で出発!(笑) 予定より約10分遅延で7:30頃にセントラルシティに到着。
到着した高速バスターミナル・セントラルシティ構内。連休最終日の早朝ということでほとんど人がいません!
12:40発のANA864便のチェックイン開始は2時間半前の10:10。ここから金浦空港までダイレクトで移動してしまうと8:30前に着いてしまいそうなので一旦ソウル駅に向かいます。
セントラルシティそばの高速ターミナル駅から9号線で銅雀駅、銅雀駅で4号線に乗り換えソウル駅ですが、高速バスを降りた位置から9号線改札までは距離があったのでコネスト地図の位置情報を頼りに約10分かかりました。
セントラルシティ構内同様、連休最終日の早朝ということで電車内はガラガラ。そして、外の暑さと車内のエアコンガンガンの涼しさ(寒さ)で外に出るたびにしたたる汗(笑)
8:30 電車を乗り継ぎソウル駅着
今回、立ち寄ることができそうなマクドナルドはソウル駅にしかないので、ここで韓国限定メニューを食べてみようと思ったのですが、日本でいう朝マックのようなモーニングメニュー時間帯だったようでマフィンばかりだったのでパス!
暑いコンコースで暇つぶしは嫌なので仕方なくマクドナルド隣で客席スペースが広いロッテリアで暇つぶし。プルコギなんちゃらバーガーという韓国っぽいメニューがありました。試合結果があれだったのと、帰りも予定通り帰れる目途が立ったので疲れが出てこの先の写真はありません。
9:15 空港鉄道で金浦空港に向けてソウル駅出発
9:36 金浦空港駅到着
ロッテマート金浦空港店でお土産を探そうかと思ったら10:00開店のソウル駅店と異なり10:30開店だったので、そこから1時間近く待つ気力も時間の余裕もなし(笑)
金浦空港内のコンビニで買い物をして、10:10の開始と同時にチェックイン。
ANA便搭乗でも基準をクリアすると利用できるアシアナラウンジで休憩後、12:40発のANA864便で無事帰国!
韓国クラブとのアウェイゲームはあまり良い印象がなく、韓国クラブのストロングポイントとこちらのウィークポイントがハマってしまい、今回もまんまとやられた感もあり何とも消化不良なアウェイ遠征になってしまいました。そして、1泊2日で余裕かと思いましたが、ソウルから光州までは東京から名古屋や新潟といった距離があるので、KTX、高速バスで快適に移動できてもハードスケジュールでキツかった。それでもやめられないのがアウェイ遠征!
とはいえ、お知り合いサポーターからも「山東なんて日本人ほとんど来ないから楽しいよ!」と誘惑され、行ってみたい気持ちも芽生えてきてしまったのですが、次回アウェイゲームの山東はパス決定です(笑)