2014年のメルボルン遠征は不参加、2020年のシドニー遠征は強制キャンセルとなり幻となっていたオーストラリア遠征。
11月30日のアウェイ湘南戦からから中2日。国内での試合でも中2日は厳しいし、Jリーグとして中2日の試合は極力なくす方針となっていたはずなので、ACLEの日程確定後に湘南戦は別日に日程変更されると信じていたのですが、まさかのそのまま。。。
どちらかというと入念に下調べするタイプなので、事前に知り得た情報は共有したい気持ちもありつつ、あとになって「違うじゃん!」ということ事態は避けたいので、いつも事後報告的な内容になってしまいますが、サポーターバスの代金を知ったときは鉄道なら往復1,500~2,000円程度(時間帯により変動)なので「電車は安いよ!」的なポストはしてしまいました(笑)
ここだけの話、渡航直前になってシドニー、試合会場のゴスフォードのあるニューサウスウェールズ州の公共交通機関ではVISA/Master/AMEXのコンタクトレス決済(タッチレス決済)でいけるはずなのに、交通系ICカードのOpalカードが”必須”とか、シドニーの空港で豪ドル円の両替レートがあり得ない程にお得すぎるという情報が流れてきて惑わされそうになりました(笑)
まず、Opalカードの購入には15ドル(現在のレートで約1,500円)かかるので短期滞在なら不要ではないかと思います。
その後、自分より1日早くシドニーに到着したお知り合いから両替レートが為替レート(1豪ドル97円程度)と変わらないという情報が入り一安心。
1日目(12月2日)- オーストラリアに向けて出発 –
遠征ガチ勢のお知り合いサポになにかといじられるダイヤモンドメンバーも残り4か月。おそらく国際線スイートラウンジを利用できるのも人生であと数回。
2024年8月頃から羽田のスイートラウンジで不定期に提供していて、9月の光州遠征ではなかった海鮮丼ビュッフェ。9月はラウンジ入口(3階)で「お食事は4階」と案内されましたが、今回は「本日は温かいお食事が4階、こちら(3階)では海鮮丼がお召し上がりいただけます」と案内されました。
まずは温かいメニューをいただくために4階へ!
前回はメニューになかったフィッシュアンドチップス的なものをオーストラリアでも食べられそうなのに渡航前にいただきます(笑)
続いて、注文してから調理してもらえるガレット。「どの面下げて朝6時過ぎにガレットなんか食ってんだ!」とは思わないでください(笑)
4階での食事をそこそこに、3階に移動し海鮮丼。まぐろ(赤身とたたき)の下にほたてやカニのほぐし身も入っています。あまり好きではないので取りませんでしたが”いくら”もあり全5品。
8:15の搭乗開始の10分前を目安にゲートに来るよう案内されていたので7:55頃にゲートに到着。その頃はまだ定刻の出発予定でしたが…
8:00頃に”機材メンテナンスに時間を要している”とのことで出発が遅れることに。ラウンジに戻ることを勧められたのでラウンジで一服。
そして、出発が9:15に変更となり8:50の搭乗(今回はバス移動)開始を前にゲートに到着。
バス移動後、9:05にタラップから機内へ。
機体はスターアライアンス塗装のB787-9
そろそろ?と思っていると「すでに出発の時間を過ぎておりますが、最終の出発準備に時間を要しております。お急ぎの所ご迷惑をおかけいたしますが、いましばらくお待ちください。」というアナウンスがあり、結局1時間30分遅れで離陸。
離陸から約1時間後、出発遅れもあってラウンジでガッツリ食べてから約4時間後とまずまずなタイミングで昼食。
昼食後しばらくして通路を挟んで斜め前の外国人男性がいきなり手を挙げ「Hey! Stewardess!!」とCAを呼びながら、少し慌てた様子で息子と思われる男性を挟んで窓側に座っていた奥さんの肩をさすりはじめました。
その時点で飛行機はグアム手前、女性が一刻を争う状態になってしまえば一番あり得るのは”羽田への引き返し”かなと最悪の事態が頭をよぎります。
気を失っている?と思いましたが、幸いそうではなさそうで、CAさんがタブレット端末を使いながら問診のようなやり取り。男性が「昨日から咳をしていた」と言い、検温すると37.7度。その後、男性と息子はそれぞれ別々の空席に移動し、女性はその場で3席を使って横になることになったようで「病人はそのまま!?」と思ったのが正直なところ。
その後、体調を崩した女性も眠っていて小康状態のようなので、気を取り直してご自由にどうぞ的にギャレー近くに置かれているスナックコーナーからバナナをいただき、マリノスケに餌付け。
日本時間17:00頃(シドニー19:00頃)に軽食。
時間的に夕飯がこれだけ?と思いました(笑)
味の是非はさておき、ほぼ同じ飛行時間の成田=アブダビでは往復とも2回ちゃんとした食事が提供されました。味は…でしたが(笑)
直近1週間の同便からは総じて1時間遅れの21:06にシドニー空港に着陸。
その後も想定外は続き、「体調不良が疑われるお客様に検疫官による問診が行われることになりました。他のお客様は次の案内があるまでお座りのままお待ちください。」となり、それを待つあいだ、これまでフィリピン、タイ、韓国、UAEのどこに行っても、機内モードを解除し、海外ローミングを開始すると降機前からオンラインになったスマホがいつになっても圏外のまま。
その後、発熱患者とその家族が降機するのを待って降機。パスポートコントロール、検疫を通過し、到着フロアに出てもずっと圏外のまま。さすがにずっとオフラインのまま3日間過ごすのは不安なので到着フロアに点在しているSIMショップで30G25ドル(約2,500円でどこも条件は同じ)のSIMカードを購入し、スタッフが挿入するも使用不可のエラー表示。結局SIMカードも返金手続きしてくれることになり、オフラインのまま移動開始。
当初は国際線ターミナル駅からシドニー中心部のセントラル駅にエアポートリンク(電車)にぶっ通しで乗車すると約20ドルかかるところ、国際線ターミナルからマスコット駅まで420系統のバスで移動し、そこから電車でセントラル駅まで移動すると空港施設使用料的なものがかからず、約5ドルで移動できるので1,500円も節約できるじゃん!と思っていたのですが、そんな気力もぶっ飛び、エアポートリンクで一気にセントラルへ。
セントラル駅から徒歩数分のホテルにチェックインするも未だにスマホは圏外。
ホテルから徒歩数分のスーパーColesで買い物しようと22:45頃に外に出るとようやく海外ローミングがつながったようで開通!(とはいえ不安定で断続的に切断される)
Colesでは、ペンネ、トマトソース、ソーセージ(ホットドッグ用の大き目のソーセージが1パック8本なので1本70円、開封したら生タイプ!)、チーズ、パン3種類、1.5Lで80円のミネラルウォーターなど当面の食料品を調達。今回は2泊3日のスケジュールで、1泊目のホテルは朝食ビュッフェ25ドル×2人で5,000円、2泊目のホテルは朝食なしなのですが、今回の買い物31ドルの食材で1日目の夜食、2日目の朝食、夕食、3日目の朝食までカバーできたので節約成功。食材を買ってどうするんだ?と思われるかもしれません。これまで書いてきませんでしたが、昨年の遠征も全試合トラベルクッカーを持参しているので、温めるのはもちろん、ちょっとした茹でる、煮るといった調理はできます。
ホットドッグロールにトラベルクッカーで加熱したトマトソースとチーズ、ソーセージを挟んで約180円!
2日目(12月3日)- スタジアムのあるゴスフォードに移動 –
2泊目はスタジアムから徒歩5分ほどのホテル。チェックインは14:00なので、セントラル12:20発ーゴスフォード13:38の電車に乗る前に午前中は少し観光しようかと思っていたものの、前日の疲れから断念。11:00のチェックアウトまでに前夜と同じColesでバラマキ用お菓子の価格チェックなどをして早めにセントラル駅に移動。
セントラル駅構内にはコンビニや大型自販機がありますが、どちらも高くて手が出せません。
飲み物1本4.6ドル!
お菓子はスナック菓子は3.6ドル!
飲み物とお菓子で800円オーバー!
1本前の電車に乗ってもよかったのですが、早く着きすぎてもホテルのチェックインが始まらないのでホームで暇つぶし。
乗車予定の電車が入線。1本前の車両とは打って変わって古め。
窓ガラスもキズやくもりが…
出発まで20分ほど時間があるので車内でボーっとしていると、ホームゲームのグリーティングやアウェイ鳥栖戦の試合前に今回の遠征や次の上海遠征について情報交換したり、それがきっかけでLINEの順番待ちにグループエントリーさせてもらった、セントラルコーストスタジアムで会う予定だったお知り合いサポと意外なタイミングでこんにちは!
予定通り13:38にゴスフォード駅到着。
ホテルにチェックインして、隣の建物にもwoolworthsというスーパーマーケットとフードコートがあるので買い物。この旅で初のオージービーフ!ポテトと飲み物のセットで16.05ドル≒約1,600円。ちなみに小さめのソフトクリームが0.5ドル≒約50円と激安で、それだけをテイクアウトする地元住民もいました。
19:00キックオフなのに入場開始は18:00。当日は200人程度のサポーターなのに整理番号は500番台…
入場し、アウェイエリアに向かうと、ACL遠征の達人サポ、去年のフィリピン遠征で知り合ったサポのお知り合いサポ2人がいて、手招きされるがまま結構なコアエリアへ(笑)
メンバー紹介、ウォーミングアップなど慌ただしく時間は過ぎていきます。
取り急ぎセントラルコーストスタジアムでぬい撮り。
カモメが3羽飛来。
まもなくキックオフ。
試合開始!
イノケンのゴールで先制!
途中、マリノス君?がピッチサイドどころかピッチ内で試合を見守っています!
3-0で折り返し、後半、アマジュンの直接FKが決まり4-0!
試合終了!ラウンド16進出がほぼほぼ決まり!
3日目(12月4日)- シドニー市内観光、帰国 –
2泊目のホテルはゴスフォード駅近くのホテルゴスフォード。パブ?レストラン?メインのホテルなのでチェックイン、チェックアウトはバーカウンターで(笑)
部屋の扉、エレベーターの階指定は昔ながらの金属製カギ、夜間の建物の出入りはトークンのようなチップ、階段から客室に通ずる廊下への扉開閉は部屋番号が刻印されたコインのようなプレートとちょっと複雑なシステムでした。
エレベーターは本当に動くのか心配になるような古さ。
ゴスフォードからセントラルへは前日同様に電車移動。同区間、朝夕のラッシュ時間帯は10.33ドル、ゴスフォード9:59発の電車からは7.23ドル(30%off)
改札前の売店はコーヒーS、M、Lがそれぞれ2ドル、3ドル、4ドル。サイズ感を見てないので何とも言えませんが、スーパーやコンビニのセルフコーヒーも似たような感じでした。
構内の自販機はセントラルの自販機とおそらく同価格。支払いはQRかコンタクトレス決済のみで現金不可。
電車が入線。今回は比較的新しそうな車両ですが、4両編成と短め。
途中、前日はなかった検札?がありました。ゴスフォード駅9:59発の電車からオフピーク割引適用なのでその関係でしょうか?
セントラル到着。
ここから電車を乗り換え、手荷物保管サービスのあるミュージアム駅近くのSydney Duty Freeに向かうのですが、公共交通機関は1時間以内なら乗り換えとみなされないという情報を信じてホーム目の前ながら改札外のトイレに立ち寄ってから乗り換え。
セントラルからミュージアム、サーキュラーキー方面は20、21番線。
2駅、約6分でミュージアム
NISSANのエンブレムのような駅表示。マスコット駅など他の駅も同様。
Sydney Duty Freeは韓国資本が運営しているらしく、噂通りで日本語堪能なスタッフがセールストークをしかけてきました。「今は荷物預けたので買い物はまた夕方に」とはぐらかして足早に館外へ。
そこから少し歩いて「Capitol Square」からライトレールで「Fish Market」へ
フィッシュマーケット駅到着
そこから徒歩数分でフィッシュマーケット
駐車場横の貯水用ポリタンクから漏れ出る水で喉を潤すマリノス君、マリノ…
とりあえずフィッシュアンドチップスと思いましたが、フィッシュアンドチップスにエビフライとイカリングが入って約2,500円のFRIED BASKETを注文。
よくある写真と実物がかなり違うパターンかと思ったら、写真通りにたっぷり。
テーブルには「鳥たちに餌付けしないでね!」と書いてあるくらいなので、周辺にはたくさんの鳥たちが食べ物を狙ってきます。
野生の鳥には餌付けしませんが、マリノスケにはイカリングを餌付け(笑)
食後に改めて館内を散策。
お好み焼き、味自慢たこ焼とありますが、スタッフは全員東南アジア系の顔立ちをしています。どんな味なのか興味はわきますが、1パック1,000円オーバーなのでちょっとした興味本位では手を出せません。
刺身の盛り合わせ2,500円前後
ニュージーランド産キングサーモンはキロ1万円!
うなぎは中国産(笑)
このあとはハーバーブリッジやオペラハウスに近いサーキュラーキー駅に向かいます。
フィッシュマーケットから乗車したライトレールの運転手は研修中?でヒジャブを纏っているので移民のご子孫という感じでしょうか。
サーキュラーキー到着
ハーバーブリッジを横目にオペラハウスに向かって歩いているとカモメがたたずんでいたのでシャシンを試みます。
さすがに体ごとこっち向いてくれないかなと思ったら、向いてくれました!
この日は朝から快晴で暑く、あまり歩きたくないので同じ場所から向きを変えてオペラハウスと思ったら、欄干が視界を遮ってしまうのでさらに歩みを進めます。
オペラハウス正面の広場はイベント会場として機材が組まれていて立ち入りできなかったので反対側の芝生の上からシャシン。
このあと、サーキュラーキーに戻り、今度は「Town Hall(タウンホール)」へ
今回の運転手は東南アジア系。
タウンホール到着
さきほどのサーキュラーキーもそうですが、タウンホール周辺もかなりの人出でした。
街中でカモメとハトが餌を奪い合い、ケンカしていました(笑)
このシドニー市役所庁舎の反対側にスーパーのWoolworthsがあったので最後の買い物を済ませ、少し早いけど空港に向けて移動開始。時間に余裕があるので、今回はマスコット駅から420系統バスで空港に向かい約1,500円節約するルートにします!
タウンホールからミュージアム駅に徒歩移動し、そこから電車でマスコット駅へ
マスコット駅下車
バス停-B(マスコット駅のバス停はA,B,C,Dがあるので要注意!)で待っているとバスが近づいてきて「420だ!」と思ったら、マスコット駅終着のバスでした。
バスを止めたまま運転手が後方の建物に入っていってしまいました。
5分程度したら同じ運転手が戻ってきて行き先表示を変更してこちらに走ってきたので乗車。
まずは国内線ターミナル
まもなく国際線ターミナル。鉄道、ライトレール、路線バスすべての公共交通機関がOpalカードの端末にVISA/Master/AMEXのコンタクトレス決済(タッチレス決済)でいけます。
国際線ターミナル下車
順調に現地時間17:00過ぎに空港に着いてしまいましたが、ANAカウンターの営業開始は出発3時間前の18:45なので空港を少し散策。
出国手続き後に土産物店などを物色すると、600mlのペットボトルの水が2本で5ドル、3本で8.5ドルなど高いなりに割引になっています。さすがに高すぎて売れないのでしょうか。写真はありませんが、チーズタルト、サンドイッチ系の高めのものが1つ7ドル、8ドルするのでショーケースに山ほど残っていて、閉店準備をしている店もありましたが、日本のように見切り品半額セールなどはなさそうな雰囲気。
ラウンジへ
ANAの指定ラウンジはニュージーランド航空ラウンジ。
席数も少ないし、料理の品数も思ったほどではなかったので俗に言う”ラウンジホッピング”で同じスターアライアンスのシンガポール航空のシルバークリスラウンジに向かうと受付のスタッフが…
ス「となりのラウンジに行って!」
自「(デジタル会員証のスターアライアンスゴールドのマークを見せながら)こっち!」
ス「となり。こちらはClosed!!」
自「うーん…OK」
Closedというのは入らせないための嘘かと思ったら、当日あと1便あるシンガポール航空運航便は「Finally Cancelled」とあったので本当にラウンジは「本日の営業は終了」状態だったのかもしれません。
仕方がないのでもう1度ニュージーランド航空ラウンジへ。(2回目はダメ!と言われるのではないかと不安でしたが無事通過!)
まもなく出発なのでゲート付近の売店をのぞいてみるとやっぱり高すぎ。
ネックピロー2個6,000円!
ほぼ定刻で出発!
21:45出発なので慌ただしく機内食が配られ、食べ終わるのを待たずにアイスクリームも配られました。
ラウンジのケーキもそうでしたが、オーストラリア産クリーム系食品は独特な後味がありました。
アイスクリームのあとは「みなさまがゆっくりお休みになれるよう、到着前の軽食はございません」と巾着に入ったスナック類が配布され「お好きな時におめしあがりください」とのことでした。
帰りは何のトラブルもなく、順調に飛行し4:59に着陸。その後、入国審査、手荷物返却、検疫(ワンちゃんおらず)を通過し、6:40頃に自宅に戻り遠征終了!
オーストラリアのキャッシュレス決済 -両替不要-
・オーストラリアはコンタクトレス決済(タッチレス決済)が普及している
・オーストラリアは基本的にチップ不要
ということは短期滞在なら現金不要!?と思い挑戦してみたら現金不要でした。ニューサウスウェールズ交通A$1.00というのは有効性確認のための仮決済で正式な利用料金は後日確定します。結果的に3日目は鉄道、ライトレール、バスと様々な交通機関をたくさん利用して、ゴスフォード駅からセントラル駅への移動、市内観光、空港への移動の合計で1,500円程度でした。
逆に、ホテルはデポジット100ドルのところが多いようで、そちらも基本的にカード決済を求められるので観光であればOpalカードよりもクレジットカード必須の可能性が高そうですね。