2024.5.23-27「職質!? -アブダビぬい撮り遠征-」

木曜日出発なので渡航前日になってチケット問題が明るみになり、現地に行ってチケットがないくらいなら、(わずかなマイルでキャンセル可能な特典航空券、変更・キャンセルが無料でできる種別の国際線航空券であったら)渡航自体を取り止めようと思いたくなるような展開。

遠征のプロからしたら何てことない遠征ですが、自分で計画を立てて思った通り移動できたり、現地でアプリなどに頼らずにコミュニケーションが取れたりすることが楽しくなってしまい、西鉄旅行のツアーにはできるだけ頼らないようにしたいのですが、こういう事態になると色々考えさせられますね。(決勝でなければこうはならないとも思ってはいますが)

1日目

まずは成田のGPAで約4,250円で90UAEディルハム(以下ADE)に両替。

エティハド航空・EY871便は成田17:30発。今回はコードシェア便としてANAから購入したのでANAのステータスを利用できるつもりでいましたが、チェックインカウンターで係員に尋ねたところ、昨年9月か10月(うろ覚え)で契約を終了したとのことでANA会員がエティハド運航便で優先チェックインカウンター、手荷物の優先タグ、ラウンジ利用といったサービスは受けられないことに。こういったサービスを互いの会員にも提供する契約はコードシェアとは別なんだ!?とやや驚き。

プライオリティパスで入れるラウンジに向かうも満席。
整理券発行のうえ待機できる待合室へ。そこではお茶、コーヒー、オレンジジュースなどソフトドリンクが提供されます。その後、ラウンジに入ると飲食物のラインナップは少なかったので、次回以降は”なし”といった感じです。

まもなく搭乗開始となり搭乗ゲートに向かうと、”マリノスケラー”というワードの生みの親とされるマリノスの中の人と遭遇。(お名前出すとまずいかもしれないので、失礼ながら以降は中の人表記でいきます)

チームの後発部隊なのかと思いながらあいさつをすると、中の人も完全プライベートでチケットの件も詳細は知らされておらず、ご本人も抽選に申し込んだけどどうなるかは全然分からないとのことでした。

アブダビ発着でもわざわざドバイに移動して西鉄バスに乗るという方は乗っけから楽しんでいるようでしたが、おそらくチケット抽選組は期待より不安の方が大きい中、とりあえず遠征は仮スタート。

EY871 成田17:30→アブダビ翌日0:05(飛行時間は約11時間、時差-5時間)

飛行時間7時間以上のフライトで、ネットサーフィンも可能なWi-Fiパッケージは約24.99ドル≒約4,000円なので、往復合計で20時間以上はオフライン状態です。

おでこのCが気になるエティハド航空の機体。A350-1000型機のA6-XWCは就役から4年の最新鋭機。

エティハドのA350-1000はエコノミークラスの個人モニター画面下にイヤホンジャックなどと横並びでAとCの2つのUSBポートがありました。このUSBポートは離陸、着陸の際は利用不可のようでCAさんが「remove charger」「charger no」といった感じで片っ端から声がけがあります。

機内で寝すぎて到着後のホテルで眠れなくなると2日目の行動時間帯が寝不足になり支障が出そうなので、睡眠はほどほどにアブダビ着。空港内(イミグレ完了まで)は基本的に撮影NGだと思うので写真は撮らず。到着後はホテルの無料シャトルバスで移動。ホテルは空港隣接のPremier inn Abu Dhabi international airportにまず2泊。(2人で1泊約1万円なのですが、1泊余計に宿泊すると航空運賃が約11万円節約できたので仕方なく2泊。できれば日帰りや全行程を1泊で済ませたい人間です!)

2日目

3日目の試合当日はこの日の夜に到着するお知り合いご夫婦と合流し、予約したタクシーでアル・アインのホテルまで移動。Googleマップではこのような感じですが、アブダビの地図アプリではSkypark Plazaの中にミニスーパーマーケットやマクドナルドがあるみたいなのと、配車アプリで乗車場所をホテルにしようとするとアブダビ空港の第1ターミナル到着ゲート付近(地図上のDuty Free)にするように表示が出てしまうので、ホテルチェックアウト後にSkypark Plazaで買い物をしながら乗車場所に移動することに。

とはいえ、当日迷ってしまっては困るので下見に出発。
Skypark Plazaはホテル直結なので歩みを進めると人っ子1人もいません!不安になりながらさらに進むと清掃スタッフがClose!(結果的に施設自体が閉鎖のようです…笑)というので「まだオープンしてないのかな?」と思い、近くの扉から外に出て、空港方面に歩きながら✖印のところで中を覗くと事務所のような感じなので「違うか!」と進もうとすると、「Hello!!」と呼び止められたので振り返ると先ほどの事務所から長さ40~50cmくらいありそうな銃を肩にかけている空港警備員が登場!

先日のトリコロールランドMC木村園の「みなさんもあるっちゃあると思うんですけど」という職質エピソードを「そんな職質なんてされないだろ?」とあざ笑っていたら、遠くUAEのアブダビで人生初の職質!?(笑)

-どこいくんだ?
ターミナル1

-何しに?
明日アルアインに移動するタクシーを予約した。その待ち合わせ場所の確認。

-その証拠は?アルアインに何しに行く?
(配車アプリの予約画面を見せながら)明日アルアインのサッカー場まで

ここは出発エリアで、ここからそのタクシー乗り場には行けないぞ!
Oh!

-タクシーで行くか?(近くに待機中のタクシーが数台)
No! 予約は明日。

-ここまでどこから来た?
昨日からあそこのプレミアインに2泊。

-タクシードライバーと相談してみたらどうだ?
予約しようとすると待ち合わせ場所をターミナルに指定してきた。

-申し訳ないがI have no idea!
とりあえずホテルに戻る!

-一緒にホテルまで行こうか?
(まだ疑ってる?手で制止するジェスチャーをしながら)OK

-ドライバーと予約のアレンジにトライしてみろ!
Thank you!!

職質!?終了
結果的にここが今回の遠征で最も長い時間外国人とコミュニケーションを取りました(笑)

ホテルに戻り、配車アプリのチャットでドライバーに相談してみたところ、すんなりホテルまで迎えに来てもらえることに。なぜ配車アプリはターミナルを乗車場所に指定したのか…(あとから考えれば日本から予約したので位置情報から到着フロアになったのかな?)

ホテルに戻るともうすぐ12時。ここから15時(日本時間20時)のチケット当落判明までが長い!

そして、14:36にチケット当選メール!

夜合流するご夫婦は当選メール配信時間はすでに機上の人なので、結果を知れるのはアブダビ到着後にWi-Fiに接続できる約10時間後だけど、「くじ運最悪の自分が当選なら全員大丈夫だろ!?」ということで、この遠征で初のぬい撮り。

当てにしていたSkypark Plazaが全く使えない!ということでタクシーで買い物へ。

タクシーでホテルから約10-15分、運賃800円ほどの距離にある小さなショッピングモールMy City Centreに移動中、落選の人もいると知り再び不安に!

モール内のカルフールでこの先の飲食物、お土産(デーツチョコレート)などを調達。

AL AIN ブランドの水1.5Lが1.9AED(約80円)、500mlのコーラ3.5AED(約150円)、アーモンドデーツチョコレート1kgのアソートパック41.2AED(約1,700円)、(握りこぶし程の大きめな)パンオショコラ5個入り14.5AED(約600円)と円安やそもそも物価が高いといわれる海外にしては意外と安い印象でした。ちなみに水は1.5L×12本のセットで購入すると1本約40~50円!くだものや卵、精肉などもありましたが、ホテル滞在では買えないものばかり。

カルフールの決済にはJCBを使えると表示があったのでANA JCBカードを出すとオーソリで弾かれてしまいました。仕方なくVISAブランドのJALカードを出すと無事支払い完了。

その後、フードコートで16:00過ぎにかなり遅めの昼食。とりあえず中東限定のMcArabia Chicken

マクアラビアチキンはピタっぽい薄い生地の中にチキンパテ2枚、トマト2切れとレタスとソースが入っていて、ボリューム感はそこまでありません。値段はうろ覚えですが通常のセットが35AED(約1,500円)、飲み物とポテトがLサイズのセットが39AED(約1,650円)とこちらはやっぱり日本に比べるとお高め。

小さめのモールなのでフードコートもそんなに広くありませんが、ファストフード店が5店舗あり、カルフールでの買い物含め1時間ちょっとで全て済ませることができました。

海外に行くと何が食べたいというより、フィリピンやバンコクでのコンビニおにぎりのように海外の日本食はどんな味付けなのかに興味がわくので、夜食用にライスボールのてりやきチキン。

てりやきソースは”にこごり”のような粘性で、味は日本人が日頃から食べている照り焼きのような甘みなどは全くなく、強いて言うならばウスターソースをご飯にかけて食べているようで、正直おいしくなかった。これが日本人が好んで食べている味だと思われるのは心外(笑)

その後、寝落ちしたりしながら当日のEY871便の到着を待ちます。

マリノス君、マリノスケ、マリン「明日がんばるぞー!」

23:30頃にflightradar24で追跡していたEY871便が着陸。イミグレを通過して0時過ぎにお知り合いご夫婦も到着ロビーに出られたようで、チケット当選!の連絡が入りました。

ホテルのロビーでシャトルバスの到着を待ち伏せ。ロビー横で24時間営業しているCosta Coffeeではコーヒー類が19AED~(約800円~)、500mlのコーラなどペットボトル飲料が15AED(約600円)、クロワッサンのサンドウィッチが25AED(約1,000円)といわゆるホテル価格だろうし、為替レートとの兼ね合いがあるとはいえ、個人的には衝撃価格(笑)

3日目

12:00にホテルをチェックアウトし、13:00予約のタクシーまで時間があったので怖いもの見たさでSkypark Plazaにご夫婦のご主人もいっしょに再度突撃。地図アプリでイラン料理店Hatamがあるとされた場所に撤収した痕跡をみつけたので、やはりSkypark Plazaの飲食店は全て閉店のようです。

そして13:00に前日チャットで乗車場所変更をお願いした車が無事にホテルに到着し乗車!ドライバーはフィリピン人でした。

ここからアル・アインのHazza bin Zayed Stadiumに隣接?同敷地内?のAloft Al Ain(アロフト・アル・アイン)まで約150km、所用時間は約1時間半。

道中、野生なのか家畜なのか、道端の砂漠地帯をラクダがおさんぽ?

ピントは鉄塔ですが、これは飼われている感じでしょうか。

ホテルが近づいてくると周辺にもショッピングモールや住居エリア、学校などの建物も増えてきました。

ホテルに到着。

チェックインしようにもロビーはたくさんの人。気づいただけでもラヒミ、エリキ、3番のディフェンダーなどアルアインの選手も普通に歩いていました。もしかするとアルアインの前泊ホテルなのかもしれません。

チェックイン終了後、当初の予定では18:00開場だったので多少ゆっくりできるかと思いましたが、チケット問題発覚の際に17:00開場、さらに16:30からLINEで順番待ちまですることになってしまったので、手短に近くのスーパーマーケットで買い物。

入店時、手持ちは60AEDしかなく、店員に「Can I pay with credit card?」と聞くとなぜか穀物売り場の連れていかれる(笑)

ここに限らず、空港やショッピングモールなども働いているのは周辺国や東南アジアからの出稼ぎ労働者のほうが多く、カタカナ英語の自分が言うのもあれですが、なまりのきつい英語だったり、そもそも英語が通じない人もたくさんいました。

水、パン、Kiriのクリーズチーズ、カップ麺など2人分の食糧を調達して合計21.15AED(約890円)は安く済ませられました。ホテルで小腹を満たし、スタジアムへ移動開始。

LINEで列整理待機中、クラブの中の人と会いましたがチケットは落選?辞退?のうえ、急きょ手伝いに駆り出されたということで、やっぱり完全に気分は晴れないまま入場の時間を迎えることに。

それにしてもヤバい暑さ。そして手荷物検査が想像以上のヤバさ。

飲食物やモバイルバッテリーなど持ち込み禁止が事前に案内されていたもの以外にも、大きなバッグ類、化粧ポーチ、リップクリーム、Wi-Fiなどアレもダメ、コレもダメと入場前にぐったりしそうな仕打ち。

ACLユニの3羽はユニフォーム、タオルなどと1つの巾着に入れ、これは何だ?と聞かれれば「Towel and clothes」(タオルと衣服類)で乗り切り、望遠レンズのないカメラも含め、手持ちのものは何1つクレームを付けられることなく入場!

入場したところでお出迎えのラクダにもあまりポジティブな感情は芽生えず「ラクダだ」と思っていたら、近くにいたサポーターが「くっさー!」(笑)
ちなみにラクダの後方にある建物がホテルの駐車場、その隣がホテルになっています。

近くでカンガルーのバルーンを持っているサポーターも特に注意されることもなかったのでHAZZA BIN ZAYED STADIUMでACLユニのマリノス君、マリノスケ、マリンのぬい撮り。

場内飲食売店は炭酸飲料、オレンジジュースが5AED(約200円)、写真のバーガーが10AED(約400円)など、200mlのカップ入りミネラルウォーターは段ボールで運び込まれ無料配布でした。

支払いはクレジットカード(VISA/Master)のタッチ決済対応。

水分だけで乗り切ろうかと思いましたが、翌日の帰国を前に家族とお知り合いご夫婦を残して倒れるわけにもいかないのでチキンバーガーで塩分補給。まあ400円の価値はない(笑)

まもなくキックオフ。

演出は第1戦とほぼ同じ。

立て続けに失点するも、ヤン・マテウスのゴールで2戦合計3-3に。

その後はご存じの通り。

ホテルへ戻る際もすれ違うクソガキども(笑)がマリノスのユニフォームを認識すると、あちこちから「Arigato!」「5-1!」「loser!!」「No problem!」と煽ってきます。

4日目、5日目

ホテルに戻り、翌朝は起きれないかもしれないと思いつつ0時過ぎに就寝すると6時に目が覚めてしまったので7時に朝食ブッフェへ。メニューは可もなく不可もなく。

そして13:00に前日と同じドライバーでアブダビのザイード国際空港に向けて移動開始。

気温40度を超える中、路面温度はさらに高いであろうフリーウェイのあちこちでオーバーヒートでボンネットを開けていたり、パンクをして車が停車しています。(これは大型バスでもタクシーでも起きりうるトラブルなので、今回の遠征で一番心配していた部分でした。)

そして、フィリピンやバンコクに比べると日産車の比率が高く感じました。中東向けSUV車のパトロールだけでなく、ティーダ、キャシュカイ(エクストレイル)、アルティマ、キックスなど。

そして15:00前にザイード国際空港着。アブダビ到着時は深夜だったので空港自体や周辺の雰囲気は全く分かりませんでしたが、やっぱり立派な建物。

前日にホテルに着いた際も「明日はPM9:55の便だろ?空港で5-6時間も過ごすのか?ホテル出発遅らせるかい?」と聞かれて「ホテルのチェックアウトが…」というやり取りをしていて、空港で降りる際も「ここから待ち時間長いんだろ?どこか行くか?」と言ってくれましたが、そんな気力もないのでお断りして空港へ(笑)

チェックイン開始まで2時間あるので何かお店がないか見まわしましたが、出国前エリアにはカフェとコンビニのような小さな売店と自販機がある程度で、最も安い飲み物が500mlの水が3本で10AED(約420円)、自販機の250ml程度の缶ジュースが1本5AED(約210円)。ラウンジに入れるのでここは我慢。

17:30頃に出国審査へ。空港職員ですらマリノスのユニフォームやグッズを見ると「YOKOHAMA1-5!」と煽ってきます(笑)

その後、ANAのステータスが使えればエティハドのビジネスラウンジを利用できるはずでしたが、成田で聞いた通り契約終了で使えないのでプライオリティパスで利用できるPearl loungeへ。

荷物からカメラを取り出す元気がなかったのですが、Pearl loungeにはビーフシチュー、グリルチキン、チキンビリヤニ、豆の煮込み料理、春巻き、タイカレー、白米などの温かいメニュー、パン、サラダバー、デザートなど豊富なメニューで、吹き抜けテラス席のバーカウンターではアルコールも提供され、成田のラウンジと同じ入室条件とは思えないほどの充実ぶりでした。

そして搭乗ゲートへ。木曜日に成田で一緒だったクラブの中の人、サポーターに加え、たくさんのクラブ関係者(選手はチャーター機なのでいません)が同じ便で帰国しました。出発は4日目夜でしたが、時差の関係で成田到着は5日目午後。

ちなみに、往路の機内食(2回)の1回目のチキンカツカレー、2回目のビーフすき焼きも日本の業者製造なはずなのにあまりおいしくなかったのですが、復路の機内食(2回)のうち、1回目のジャパニーズフィッシュは何の魚か分からない(パンガシウス系?)をよく分からない味付けで、付け合わせのそばともども不味かった!(笑) 2回目のチキンは1回目を経験してるからかおいしくないけど完食できちゃいました。

決勝で負けて準優勝は悔しいのは当然ですが、グループステージで仁川に2敗して、アウェイ・フィリピンでのカヤFC戦の辛勝などを思い返すとよく決勝まで来れたよね!という方が強いです。

次回以降のACLで勝つために、サポーターとしては基本的に平日開催なのでアウェイゲームは難しい点も多々あるのですが、日産スタジアム開催のホームゲームが7,000人程度という観客動員をどうにかしないといけないと思います。9月開幕のACLエリート24/25は第1戦からより多くの人がスタジアムに駆け付け、ここからまた、みんなでいっしょにアジアを勝ち獲ろう!

そして、ACLユニのマリノス君、マリノスケ、マリンといっしょのぬい撮り遠征ものべ5カ国、総移動距離約38,000kmで一旦終了。

2023年11月3-5日 フィリピン遠征

2023年11月28日-29日 仁川遠征

2024年2月13-15日 バンコク遠征

2024年4月17-18日 蔚山遠征

マリノスの試合と関係なく海外に行くことはないと思うので、次はいつ海外遠征に行けるかな?と思ったら、次回大会ACLエリート24/25開幕まであと4か月しかありません!(笑)

1試合は上海遠征が入りそうな感じで、これまでは面倒くさそうな中国は回避してきましたが、今回のアルアイン遠征を経験してしまえば中国なんてどうにかなりそうかな!?と思って見たり。

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